おはようございます!
今回は、長崎県のほぼ中心に位置する町、東彼杵郡川棚町にある「常在寺」さんをご紹介します。
常在寺さんに到着すると、まず目に入るのが長い石段の参道!
天まで届きそうなほど急な階段ですね。
その石段の手前には、なにやら敷地がありました。
よくよく見ると小さな公園のようで、憩いの空間になっているみたいです。
水琴窟もあって、竹筒を耳に当てると、癒しの水音が聞えてきましたよ♪
そんなお寺さんの心遣いに温かい気持ちになりながら、石段の参道を進みます。
こちらが常在寺さんの本堂です。
本堂の前には大きな柱?
これは梛(なぎ)の大木を柱にしたものなのだとか。
この梛の木は樹齢800年の立派な大木だったのですが、平成30年に枯れてしまい、今ではお寺のシンボルとして本堂の前にあるそうです。
そしてその梛の木の前にある、鮮やかなグリーンのこぞうさん。
とっても目立っていて、なんだか心が和みます。
私が参拝した日はちょうどお寺の方がおられて、本堂の中でお参りさせていただきました。
(撮影の許可もいただきました)
常在寺さんは350年の歴史を持つ日蓮宗の寺院です。
年間を通じて多くの法要やご祈祷が行われているのはもちろん、コンサートなどの文化行事も開催されています。
誰もが気軽にお参りできるお寺を目指しておられるのだとか。
そんな常在寺さんの境内には、「三十番神堂」といわれる小さなお堂もありました。
これは日本古来の神仏習合に基づく30柱の神々をお祀りしている場所。
旧暦1日から30日までを、交代でそれぞれの日の神さまが守ってくださると信じられています。
実際に堂内にはご神像が並んでいて、お参りをすることができますよ。
そして本堂から左手に向かうと、「キリシタン墓碑」の案内版が。
お寺の境内にキリシタンの墓碑?
墓地の中を180mほど歩き、少し小高い林の中に墓碑はありました。
墓碑は実際その場で見ていただきたいので、看板のみ撮影。
長崎県の指定史跡になっていて、隠れキリシタンにまつわる歴史的なスポットになっています。
そんなキリシタン墓碑のあたりはとっても眺めが良くて、遠く海まで望めましたよ。
お寺の敷地内を散策した後は、お待ちかねの御首題(ご朱印)をいただきます。
日蓮宗ならではのひげ文字がカッコいいですね。
常在寺さんは大きなお寺で敷地も広いけど、参拝者を温かく迎えてくださるような優しさが感じられます。
川棚町に行かれたら、是非お参りされてみてくださいね。
《常在寺》
長崎県東彼杵郡川棚町中組郷1465
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