おはようございます!
今回は、“波佐見焼”で有名な長崎県東彼杵郡波佐見町にある「水神宮」さんをご紹介します。
静かな住宅地の中にある水神宮さん。
「水神宮」と掲げられた石の鳥居が目印です。
鳥居をくぐってまっすぐ進むとご社殿があります。
こちらの神社では、拝殿に上がってお参りすることができます。
神さまを身近に感じますね~~
水神宮の創建は、1846年。
いにしえから代々、水宮行事を司ってきた橘氏の流れを汲み、干ばつの多いこの地域では渋江氏が雨乞い祈祷を行ってきました。
1802年の大干ばつのときも雨乞い祈祷が行われ、雨を降らせた功で藩公の信頼を獲得。
そして1846年に、現在の拝殿の奥にある石の祠が建立されたそうです。
そんな水に縁の深い水神宮さんのご祭神は、「罔象女尊(みずはのめのみこと)」。
灌漑用水の神、井戸の神として信仰されていて、祈雨・止雨や子宝・安産のご神徳があると信じられてきました。
私は個人的にこの水の女神さまが好きなので、ここでお参りできて嬉しいです♪
さらには、大地を守護する「国狭槌尊(くにのさつちのみこと)」
水の神として開運・金運のご利益もあるといわれる「九頭龍権現」
子授け・安産・病気平癒で厚く信仰される「淡島大明神」
もお祀りされています。
そして、ここからが大発見!!!
拝殿の中で、思わず目を奪われるものがありました。
とっても鮮やかな色合いの天井画です!!!
天井画の中央には、男性の神さまと女性の神さまが描かれています。
この天井画は、長崎出身の画家・中田恭子氏を中心に、地域と世界の平和を祈念して16名の画家によって奉納されたのだとか。
どこに何が描かれているのかの説明もありましたよ。
しかも面白いのが、この天井画は拝殿内に寝転がって眺めることができるのです!!!
拝殿内に寝転がるための畳が用意されているので、怒られることなく(笑)存分に眺めてお参りすることができます。
なんというホスピタリティなのでしょう!!!
この天井画を眺めるだけでも心がいっぱいになりそう~~~
でも、ここで帰ってはダメですよ。
ご社殿の奥に回って、神社の起源となった石の祠にお参りすることができるのです。
祠の前は池のようになっていて、水音がします。
こちらに水神さまがお祀りされているんですね。
そして、この祠の周りや、天井画があったご社殿の中でもよく見かけるのが「河童」です。
この水神宮を守ってこられた渋江家と河童には深い関わりがあり、神社内でも多く河童がお祀りされています。
※写真は撮りそびれましたが、池のところには「河童の爪かけ石」というものもあるそうです。
地域によくある親しみやすい雰囲気の神社かと思いきや、実はとっても興味深い歴史があり、個性的な神さまをお祀りしてある“水の聖地”だったんですね。
そんな水神宮さんでは、ご朱印をいただくこともできました。
私がお参りした際は書き置きのものでしたが、シンプルで女性らしさを感じるご朱印ですね。
神社では、河童をモチーフにしたお守りなどもあり、とっても楽しい時間を過ごせます。
おすすめの神社さんです。
《水神宮》
長崎県東彼杵郡波佐見町長野郷648-2
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