こんにちは!
秋が深まってきましたね。
今回は、鹿児島市にある「松原神社」さんをご紹介します♪
鹿児島市内最大の繁華街といえば天文館。
この天文館のアーケード街を進むと、ビルに囲まれた場所に神社があります。
ちょっと丸みのある書体の「松原神社」の社号表(表札)が親しみやすい雰囲気ですね。
石畳の参道の横には、樹木や石塔などが置かれていて、最初は普通に通り過ぎていました。
しかし!
神職さんからご案内いただいたところ、この参道こそが“歴史街道”でした!
薩摩藩(鹿児島)の歴代藩主をつとめた島津家の家紋(丸に十の文字)が彫られた灯籠があり
(本殿前にある手水舎もガッツリ島津家の家紋入り!)
日本の近代化に大きく貢献したとして有名な、28代当主・島津斉彬(なりあきら)公の遺髪が収められた塚もあり
明治維新の基礎を築いた大久保利通が寄進したとされる灯籠もあり
歴史ファンにはたまらない参道です!
この松原神社は、島津家15代当主・貴久公を御祭神としてお祀りしてあります。
貴久公は、島津家の戦国大名としての地位を盤石にした功績が称えられていて、
◆文化鎮護の神
◆生活の守護神
◆厄除けの神
として信仰されているのだとか。
本殿は、深みと艶のある赤色でところどころゴールドのあしらいがあり、
中央には赤い花が描かれています。
とっても高級感のある上品な雰囲気!
それとの対比が面白いのですが
本殿手前の絵馬をかけるところには、クレヨンのような原色の絵馬がかかっていて、なんだかポップで可愛いです。
そして知る人ぞ知る、意外な神様がいらっしゃる点でも見逃せません!
本殿横から入ったところに鎮座されるのが、「歯之神」様です。
島津貴久公の家臣・平田純貞様は、自ら舟の中に閉じ込められて錦江湾に流されて自害されようとした際、
読経と歯ぎしりによって歯が抜け落ちたという逸話から、歯の神様として祀られることになったのだとか。
毎年6月4日の全国虫歯予防週間には、県歯科医師会の方々が参拝に来られるとのことです。
横には島津貴久公が座られたという「蒲団石」もありましたよ。
<備考>
歯の神様への参拝と蒲団石の見学には、参拝料1,000円を納めることになっています。
平田純貞様のご子孫が参拝される場所でもあることから、自由参拝にはされていないそうです。
(後に変更になる場合もあるので、詳しくは神社にお尋ねを)
さらに境内には、繁華街の神様らしく、商売繁盛の神様である「稲荷神社」や
なんと鹿児島市中央卸売市場の守護神である「市場神社」までありました!
境内を隅々まで見渡すと、どんどん面白い発見がある神社ですね。
ご朱印もしっかりといただきましたよ~~
<松原神社>
鹿児島県鹿児島市松原3-35
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