こんばんは!
あっという間に9月も月末ですね。
今回は、「東長寺」の地獄巡り、「海元寺」のえんま様に続く
“博多おどろおどろシリーズ”の第3弾!
浄土宗の寺院「龍宮寺」さんです。
こちら、JR博多駅からも近く、周りはみなオフィスビル。
だけど「竜宮城」を思わせる名前なんですよね。
ご住職にお話を伺ったところ、昔この辺りは海だったそうで、なるほど~と納得しました。
山門をくぐるとすぐに登場するのが「三宝大荒神堂」。
不浄や災難を祓う、火と竈(かまど)の神様として信仰されているそうです。
ちなみに龍宮寺さんは、毎年11月に開催される「博多ライトアップウォーク」というイベントに参加されています。
ちょうど去年その頃に私が参拝した時は、三宝大荒神様がこんな感じでライトアップされていました!
水玉のようなほのかな灯りがいいですね~。
奥に長い境内にはお墓があり、その先には「観音堂」があります。
中には聖観音菩薩像が安置されていて、お姿を拝見することもできますよ。
豊臣秀吉が博多町割りをした頃から、「博多七観音」の一つとして崇敬を集めているのだとか。
こちらは「九州西国霊場」の32番札所にもなっているそうです。
そしてようやく本堂へ。
近代的な建物ですね~。
中で参拝するには、お寺の方にお声掛けをしましょう。
(ご不在の時もあるので事前に予約がおすすめ)
2階の本堂に進むと、このお寺の最大の特徴ともいえる“あるもの”が待ち構えています。
それは・・・
人魚の絵!!!
人魚の骨!!!
ほ、骨―――――――!?!?!?
そうなんです。
実は龍宮寺には「人魚伝説」があるのです。
その昔、海(博多津)に面していたこの地には、お寺の前身となる「浮御堂」がありました。
1222年、この博多津に人魚が上がり、これは「国家長久の瑞兆」ということで、
人魚は浮御堂のそばに手厚く埋葬されたそうです。
人魚の骨を浸した水を飲むと長生きするという言い伝えから、
縁日などには人々が水を飲みに訪れていたようですが、今はさすがにそれはないそう。
でもこの骨、そっとなら触ってもいいんです。
さすがに骨なだけあり、硬くて、重みがありますね。
境内には人魚を埋葬した「人魚塚」もありますよ。
そして最後にご朱印をいただきました。
聖観音様のお名前がしっかりとありますね。
ありがとうございました!
<龍宮寺>
福岡県福岡市博多区冷泉町4-21
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※人魚の骨の見学は要事前予約
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