おはようございます!
今回は長崎県長崎市の「伊勢宮(いせのみや)」さんをご紹介します。
「伊勢」と聞くと、かの有名な三重県の伊勢神宮(神宮)を思い浮かべますよね。
実際にこの長崎市の伊勢宮さんも、伊勢神宮の内宮の神さまと同じ天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)をお祀りしています。
神社の名前と同じ伊勢町にある伊勢宮さんは、黄土色の壁に囲まれています。
境内は近代的な雰囲気。
奥に落ち着いた雰囲気のご社殿があります。
ご社殿に掲げられている幕の「大一」という文字が気になりますよね。
これは伊勢神宮の古いご神紋で、それを受け継がれているのだとか。
拝殿内には、300年以上前に描かれたという36枚の絵「三十六仙額絵」もあるそう。
昇殿参拝をされた時には、是非とも絵にも注目してみてくださいね!
この伊勢宮さんは、1629年に天台宗修験南岳院存祐が、三重県の伊勢神宮から許状をいただき、今の地に天照皇大神のご分霊をお祀りしたことが起源とされています。
そこから10年後、伊勢神宮の外宮の神様である豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)のご分霊を勧請し、長崎奉行や市民の寄付によって宮殿を創建。
「伊勢宮」となったそうです。
その他にも、素戔嗚尊(すさのおのみこと)も合祀されています。
ちなみにこちらの神社は、諏訪神社・松森天満宮と並ぶ「長崎三社」に数えられているそうです。
そんな伊勢宮さんですが、境内はそう広くありません。
でもご社殿の右手には気になるスポットもあるので、見落とすことなくお参りされてみてください。
こちらは、真っ赤な鳥居が印象的な「楠稲荷神社」です。
その横には、巨大なクスノキが立っています。
その昔、お乳が出ない母親が、洞窟のように穴が空いているクスノキの幹に米のとぎ汁をかけ、お祈りすると、乳が出るようになったという逸話があるのだとか。
この言い伝えから、お乳が出ない母親が多く参拝するようになり、安産祈願の参拝者も来られるそうです。
ご社殿の横には、せいくらべをする碑もあるので、子どもさんと一緒の参拝もいいですね。
そしてお参りが終わったら、社務所にてご朱印をいただきます。
こちらがいただいたご朱印です。
黄色い筆で書かれた「大一」のご神紋が印象的ですね!
ご対応いただきまして、ありがとうございました。
《伊勢宮》
長崎県長崎市伊勢町2-14
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