おはようございます!
九州・沖縄・山口の神社やお寺を巡り、ご朱印をレポートする「ご朱印さんぽ道」。
今回は、山口県防府市にある「防府天満宮」さんのご紹介と、ご朱印をレポートします。
(2016年の記事を修正加筆しています)。
防府市は山口県の中南部に位置していて、瀬戸内海の周防灘に面している自然豊かな街。
そして江戸時代から長州藩の重要な拠点として栄えていて、毛利氏や吉田松陰ゆかりの地としても有名です。
そして今回ご紹介する防府天満宮をはじめ、歴史ある神社仏閣が多いんです!
これは神社仏閣好きにはたまらないエリアですね~
街も小京都みたいな雰囲気があり、散策が楽しいですよ。
防府天満宮は、JR山陽本線防府駅から徒歩約15分。
天満宮の周辺は、比較的動きやすいコースになっています。
ちなみに足がない私は、駅の観光案内所でレンタサイクルを借りました。
この辺りは平たんなので普通の自転車でも大丈夫ですが、足腰に自信がない方は電動自転車もあるので利用してみてください。
そして、複数の施設の入場が割安でできるお得な「知っちょるca」という共通チケットも販売されているので、いろんな場所を巡りたい人にはおすすめですよ♪
念願の“日本三大天神”に参拝
さて、防府市に着いて最初に参拝したいのが「防府天満宮」です。
学問の神様として名高い菅原道真公をお祀りする、“日本三大天神”の一つとして有名。
私は今回の防府旅で、やっと“日本三大天神”をコンプリートしました!
ちなみにあとの二社は、福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」と、京都府京都市の「北野天満宮」です。気になる方は全てに参拝して、コンプリートしてみてくださいね。
参道から楼門までの道のりも楽しい
防府天満宮は石でできた一の鳥居をくぐってから、青銅でできた二の鳥居をくぐり、ご社殿に向かうまでの参道が結構長いです。
でも途中の風景も面白くて、辿り着くまでが楽しいですよ。
参道の途中には茶室もあるので、参拝後に立ち寄ってみてくださいね。
木々に囲まれた石段の参道を上っていくと、美しい装飾が施された朱色の楼門が見えてきます。
横に広い楼門はとにかく迫力があって華やか!細かいところまで彫刻があって、見応えがありますね。
楼門の入口辺りには「萩狛犬」がいます。
1862年に寄進されたそうで、山口県萩地区の石工による作だそうです。また福岡県の太宰府天満宮、京都市の北野天満宮にも同じく萩狛犬が建立されていて、長州藩の天神信仰の広がりが見て取れるのだとか。
楼門をくぐって境内に入ると、また別の狛犬さんが。
こちらは巻き髪がゴージャスですね。
そして天神さまといえば「なで牛」ですね。
防府天満宮をはじめ、各地の天満宮、天満社のご祭神である菅原道真公ゆかりの動物が「牛」。
なので、天満宮や天満社に行くと、かなりの頻度でなで牛の像があります。
ちなみになで牛は、牛の頭をなでると頭が良くなると信じられています。
こちらの神社のなで牛も、頭からお顔がなでられ過ぎてツルツルになっていますね。
シックなご社殿にお祀りされた“学問の神”
華やかな楼門をくぐったところにご社殿があります。
こちらの本殿、幣殿、拝殿は、国の登録有形文化財だそうです。
一般的に防府天満宮といえば、華やかな楼門の風景がイメージなのですが、実は楼門をくぐった先のご社殿はとってもシック。
木の風合いを活かした落ち着いた雰囲気です。
お賽銭箱には、これまたご祭神の菅原道真公にちなんだ梅のご神門が装飾されています。
シックななかに可愛らしさがありますね。
防府天満宮は、平安時代の学者・政治家であった菅原道真公が京都を離れ、福岡県の太宰府に赴任するにあたり、途中でこの地に立ち寄ったことが神社の起源といわれています。
904年に日本で最初の天満宮として創建されたのだとか。
あらためて神社のご祭神は
★菅原道真公
★天穂日命(あめのほひのみこと)
★武夷鳥命(たけひなどりのみこと)
★野見宿禰(のみのすくね)
菅原道真公ゆかりの神社なので、学問成就のご利益が特に有名です。
ご社殿以外の見どころももれなくチェック!
ご社殿に参拝したら、そのまま帰らずに境内を見回ってみてくださいね。
まずはご本殿の左手にある、大きな建物。
能楽堂のような雰囲気の「春風楼」は、明治6年に建てられた楼閣なのだとか。建物の内部には立派な龍の彫刻や、大きな絵馬も掲げられていましたよ。
春風楼は建物の中に入ることができ、そこから防府市内を一望できます。 景色が美しくて、清々しいんですよ~
そして驚いたのが、神社の中にある観音堂!
神仏習合なんですね。
こちらは千数百年前に創建されたもので、現在では「周防三十三観音霊場」の札所にもなっているそうです。
人間のあらゆる悩みを取り除き、幸福を授けるといわれる観世音菩薩ほか、不動尊や毘沙門天尊がお祀りされています。
「天神様に詣っても、観音様に詣らねば、詣ったことにならぬ」
という言い伝えがあるそうなので、こちらも是非お参りを。
ご朱印もお守りも防府天満宮らしさが魅力
そしてこちらでは、オリジナルのご朱印帳もありました。
神社にゆかりある梅をモチーフにしたご朱印帳は、とっても上品で女性らしいですね。
そして気になるスタイリッシュなお守りを発見!
良縁を願う「LOVEお守り」なんだとか。
アルファベットの織が斬新ですね~
ちなみに境内には「LOVE神社」の石碑もあります。
子宝に恵まれ、家族愛が深かった道真公にちなんだものだそうです。
天満宮でLOVEを願うとは、かなり新鮮ですね。
参道にある茶室で心癒されるひとときを
さてご朱印をいただいたら帰路につくわけですが、参道の途中にある「茶室 芳松庵」にも是非立ち寄ってほしいです!
こちらの建物では、お抹茶とお菓子をいただきながら、内部の見学ができるようになっています。
風情のある門構え、瑞々しい木々、鯉が泳ぐ庭園などなど、足を踏み入れた時点で別世界!
“日本の美”を体感できる、素晴らしい空間なんですよ。
特に私は、窓越しに眺める景色にうっとり~
室内のいたるところに天神様の梅が配されていて、それも素敵でした。
そしてお庭には、防府天満宮のご神木のクスノキがありました。
樹齢800年ほど、幹周り5.6mの立派な木!
「周防一の美楠」といわれているそうですよ。
さらに、神社の境内の外には、美味しいものを食べたり、お土産を買うことができる「防府まちの駅うめてらす」もあり、とにかく防府天満宮は長い時間滞在したくなるスポットです。
是非ぜひ、ゆったりした気持ちでお参りされてくださいね。
《防府天満宮と周辺情報》
防府天満宮
◆住所/山口県防府市松崎町14-1
◆参拝時間/6:00~20:00(ご祈願受付8:30~16:30)
◆アクセス/GoogleMAP
◆参考サイト/
◆近隣のグルメスポット
「防府まちの駅うめてらす」
◆近隣の観光スポット
「毛利博物館」
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