おはようございます!
九州・沖縄・山口の神社やお寺を巡り、ご朱印をレポートする「ご朱印さんぽ道」。
今回は、福岡県久留米市にある神社「水天宮」さんのご紹介と、ご朱印をレポートします。
福岡県の南部に位置する久留米市。
個人的には結構、慣れ親しんだ街でして、久留米ラーメン&久留米ギョウザが美味しい、食い倒れが楽しいエリアです。
そんな久留米市には由緒ある神社仏閣も多く点在しています。
今回訪れた水天宮さんは、JR久留米駅から徒歩約10分で到着。
私鉄の西鉄からもバスが走っていて、約10分でアクセスできる便利な立地です。
全国、そしてハワイの水天宮もここから始まった
この久留米市の水天宮は、日本各地はもちろん、ハワイでもお祀りされている水天宮の総本社。
平安時代の末期に起こった壇ノ浦の戦の後、高倉平中宮(平徳子)に仕えていた女官が、筑後川の辺りに初めて水天宮をお祀りしたことが起源とされています。
正式な創建は1190年といわれているそうです。そんな水天宮は、入口も立派ですね~~
日露戦争で活躍した東郷平八郎の書がお出迎え
大きな入口にある鳥居の扁額には、「水天宮」という筆文字が。
実はなんと!
この扁額の文字は、日本海海戦の“東郷ターン”で有名な東郷平八郎元帥の書なのだとか!
意外にもスリムな優しい書体ですね。NHKの歴史ドラマで「坂の上の雲」を観ていたので、ちょっと興奮してしまいました。
神社のすぐそばには筑後川が!
水天宮の周辺は住宅地なのですが、鳥居をくぐると、鎮守の杜の中に入ります。
ご社殿に向かって歩いていくと、すごく気持ちがいいんですよ~
池の橋を渡ったら、堂々とした本殿が。でもその前に。
境内の左手には、筑後川が悠々と流れています!
筑後川といえば、福岡県内でも最大規模の河川といわれるほど立派な川です。境内から眺めるこの景色、すごくインパクトありますね!
堂々たる風情のご社殿
川と鳥居の景色にしばし目を奪われながら、やっとご社殿の前まで進みました。とっても大きな拝殿ですね。
水天宮でお祀りしてあるご祭神は
◆天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
◆安徳天皇
◆高倉平中宮
◆二位の尼
特に安産・子授けのご神徳で有名で、他にも子どもの守護、水難除け、家内安全などの神として信仰を集めています。
個人的には、“天の中心”を司る神といわれる天御中主神がとても気になります。
この神さまは日本の神話に登場する謎多き存在。 最高神としても崇められていて、とってもパワーが強いイメージがあります。
狛犬ファンにはたまらない「肥前狛犬」
水天宮さんといえばとにかく立派な佇まいが素敵な神社なのですが、私個人的には境内の「狛犬」がどうにも気になります。
実は、狛犬ファンの中ではとっても人気が高い「肥前狛犬」に出会うことができるんですよ!
本殿の裏側にある「水神社」のお社を守っている狛犬さん。
まあるいフォルムと、素朴な顔立ちが可愛い肥前狛犬です。
ロングヘア(?)と頭に入る線画が、ちょっとエジプトっぽい感じがするのは私だけでしょうか?
この肥前狛犬は、自分の痛いところと同じところを撫でれば、その痛みが取れるということで「撫で狛犬」ともいわれているそう。ちなみに、肥前狛犬にばかり目が行ってしまいますが、こちらの水神社では、水徳の神様である「彌都波能売神(みつはのめのかみ)」、安産の神様である「鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)」がお祀りされています。
水天宮にはいろんなキャラの狛犬に出会える
肥前狛犬に出会えて感激していた私ですが、水天宮の境内には他にもいろんなキャラクターの狛犬が点在しているんです。
まず入口の鳥居付近に鎮座する狛犬は
〇小顔
〇脚長
〇胸筋隆々なんともイケメンな狛犬ですね~
イケメンの狛犬がいると思えば、グッと親しみやすい雰囲気の狛犬も。
首をかしげて笑いかけているかのような表情に和みますね~
こういう人いたら、すぐ友だちになれそう。水天宮に参拝したら、個性的な狛犬さん達にも注目してみてくださいね♪
ご朱印はもちろん、オリジナルご朱印帳も
参拝を済ませたら、お待ちかねのご朱印をいただきに社務所へ向かいます。
そして水天宮のご朱印がこちら!
鳥居の扁額と同じく、スリムで優しい書体ですね~~。ご神紋の椿もしっかり入っています。
そして水天宮では、オリジナルのご朱印帳もありました。
筑後川の流れとご神紋の椿、そして「イカリ」のモチーフが斬新!
絵馬にも川船が描かれていて、さすがは水の守り神様ですね。
川そばの神社らしい船が描かれた絵馬
境内に掲げられている絵馬にも、川と船が描かれていました。
こちらも筑後川のすぐそばにある神社らしいモチーフですね。
そして水天宮の境内には、小さな神社が点在しるので、こちらもお見逃しなく。
肥前狛犬がいた「水神社」の他にも、農耕・文芸の神・阿遲鉏高日子根命(あじすきたかひこねのみこと)をお祀りした「秋葉神社」があります。
秋葉神社といえば“火伏せの神”として全国的に知られていますが、水天宮では違ったご神徳で信仰されているんですね。
他にも水天宮の創始者である按察使局伊勢命(あぜち のつぼね いせのみこと)をお祀りした「千代松神社」も。
按察使局伊勢命が後に剃髪して名前を千代と改めたことや、逝去の後墓に松が 植えられたことから、千代松神社と呼ばれているそうです。
そして水天宮の神官であり、勤皇の志士として名を残した眞木和泉守保臣命をはじめとした関係者をお祀りした「眞木神社」もあります。
水天宮を訪れたら、是非ぜひゆっくり時間を取って境内を見回ってみてくださいね。
また年間を通じてお祭りがとっても多いので、特別な機会に合わせての参拝もおすすめです。
特に有名なのは、毎年5月のGWに行われる「春大祭」。
近隣にある梅林寺のお坊さまと水天宮の神職さんが一緒に祭祀を行う、珍しい神仏習合のお祭りです。
献茶祭、御神幸祭、例大祭と続く一大イベント。
是非チェックしてみてくださいね!
《水天宮と周辺情報》
全国総本宮 水天宮
◆住所/福岡県久留米市瀬下町265-1
◆開閉門時間/7:00~18:00
◆アクセス/GoogleMAP
◆参考サイト/
◆近隣のグルメスポット
久留米ファンより
「丸好(まるよし)」
丸好(まるよし)久留米ラーメン老舗の味!焼きめしも美味い食堂! | 久留米ファン (kurumefan.com)
◆近隣の観光スポット
久留米ほとめきの街より
「久留米城跡」
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