おはようございます!
今日は福岡県豊前市の求菩提山(くぼてさん)に鎮座する「国玉神社」をご紹介します。
大分県に隣接する豊前市には、「一山五百坊」と称された修験道の聖地・求菩提山があります。
山に入ると、のどかな里山の風景からイッキに霊山ならではの厳かな雰囲気に。
人々が修行し、祈りを捧げた場所が多く見られます
今回目指したのは、昔から求菩提の山岳信仰の中心地となっている国玉神社の中宮。
まずは「求菩提資料館」まで行き、事前に情報を得てから聖地を巡るのがおすすめです。
資料館からさらに車で行けるところまで行き、そこからは山中を歩きます。
山中といっても、道はちゃんとあって、石段もあるので安心ですよ(ケモノ道とか岩場とかではありません)。
道の途中でも面白いものに出会えます。
なんと!!苔むした傾斜の場所に、何やら動物の顔が!!
これは「獅子の口」といわれるもので、江戸時代前期につくられたと推測されています。
獅子の口からは水が流れていて、なんだか触れるとご利益をいただけそうですね〜
獅子の口の上の方には、石仏がお祀りされていました。
そしてこちらも素晴らしい!!
国玉神社の中宮へと向かう途中にある、大きな石の鳥居です。
苔むした鳥居は周囲の景色に溶け込んで、まるで生きているかのような存在感があります。
鳥居の両端には、狛犬の姿もありました。
そしてようやく国玉神社の中宮に到着。
大きな石段を登っていくと、ご社殿が見えてきました。
神秘的な佇まいですね~~
国玉神社は、かつて「求菩提山護国寺」といわれ、8世紀初めに建立されました。
12世紀半ばには天台宗の寺院として再興されています。
もとはお寺だったんですね。
そして明治元年に、現在の「国玉神社」に改められました。
ご祭神として
◆伊弉諾命(いざなぎのみこと)
◆伊弉冉命(いざなみのみこと)
◆顕国霊神(うつしくにたまのかみ) をお祀りしています。
また、ご社殿の横には苔むした空間があり、かつてあった多宝塔の跡が残されています。
当時のイメージも紹介されていましたよ。
そしてこの中宮から、さらに山の上にある上宮を目指すこともできます。
鬼の伝説にちなんだ850段もある「鬼の石段」を上っていくと、上宮に辿り着けます。
上宮へお参りする場合は、大きく不揃いな石段を上ったり、傾斜も急なので、登山仕様の準備をしていくと安心ですね。
そんな国玉神社では、ご朱印もいただけます。 といっても現地は無人なので、求菩提資料館でいただきましょう。
こちらがいただいたご朱印です。
宝珠のような印もありますね。
私は福岡県在住ですが、求菩提山はずっと行きたくても、なかなか行けずにいた遠い存在の聖地でした。
今回、そのお山を登り、信仰の中心地にお参りできて本当によかったです。
とっても素晴らしい場所なので、皆さんも是非ぜひお参りされてみてくださいね!
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