多くの神々が鎮座する歴史地区の神社〜八坂神社【大分県・臼杵市】

おはようございます!

今回は、大分県臼杵市にある「八坂神社」さんをご紹介します。

臼杵市は城下町ということもあり、歴史ある街並みがとっても素敵。

八坂神社さんもそんな情緒を感じられる場所にあります。

八坂神社武家屋敷

武家屋敷が並ぶ参道をまっすぐ歩いていくと、神社の入口へたどり着きました。

境内を囲む白壁が美しいですね~

入口では2種類の狛犬さんがお出迎え。

手前の狛犬さんは表情が豊かです。

左手に向かうと、ご社殿があります。

ご本殿一棟は、大分県の有形文化財に指定されているそうです。

そして、ご社殿は落ち着いた雰囲気ながら、手前にあるフグが描かれた大絵馬が気になりますね。

こちらは、臼杵名物のフグと招福をかけた縁起物のイラストだそうです。

八坂神社さんの起源は、1097年にさかのぼります。

昔は奥州磐前(おうしゅういわさき/現:福島県いわき市)にお祀りされていた神さまが、戦乱を避けるために臼杵市に着岸され、神ノ木原(こうのきばる)に鎮座されたことがはじまりといわれています。

主祭神は

◆健速須佐之男命尊(たけはやすさのおのみこと)

◆奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)

◆大国主命(おおくにぬしのみこと)

相殿神として

◆丹生島明神(にふじまみょうじん)

◆菅原神(すがはらのかみ)

◆事代主神(ことしろぬしのかみ)

がお祀りされています。

日本で多くみられる八坂神社は、祇園さまとしても親しまれています。

こちらの臼杵市の八坂神社も昔は「祇園宮」と呼ばれていたそうです。

そしてこちらでも、疫病退散をはじめとした厄除けのご神徳で知られる「須佐之男」をお祀りされていますね。

さらに境内には、他の神さまも沢山いらっしゃいます。

「摂社」と書かれた鳥居の奥には、「八幡社」と「愛宕社」が。

こちらでは、八幡社に応神天皇、宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)、蛭子神(えびすのかみ)。

愛宕社では、火産霊神(ほむすびのかみ)、加具土神(かぐつちのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)をお祀りしてあります。

こちらは「粟島社」。

医薬の神さまである少彦名神(すくなひこなのかみ)がお祀りされています。

一般的に粟島さまといえば、女性の健康を守ってくださるイメージがありますね。

近くには、鮮やかな朱色の鳥居が目印の「本護稲荷社」もありましたよ。

境内に入れば沢山の神さまにお参りすることができる八坂神社。

ゆっくり参拝してまわった後は、社務所でご朱印をいただきます。

私がいただいたのはこちら、豪華な見開きのご朱印です。

このご朱印は「心願成就」を願うもので、2体の狛犬が描かれています。

この狛犬は実際にご社殿内にあり、木彫りで赤く漆塗りをされている珍しいものです。

江戸時代初期の作なのだとか。

私も昇殿参拝の際に本物を見させていただきましたが、表情がとっても人間っぽかったですよ~。

実際に見てみたいという方は、ご祈願を申し込まれて昇殿参拝されてみてくださいね。

そしてこの狛犬のご朱印の他にも、願いごとに応じたご朱印や、特別ご朱印など種類が沢山あり、思わず迷ってしまうほどです。

ご社殿の手前にあったフグのイラストが描かれたご朱印もありましたよ。

沢山の神さまに、沢山のご朱印、そして個性的な狛犬さん。

見どころが多い八坂神社に、是非ぜひお参りされてみてください。

《八坂神社》

大分県臼杵市臼杵1番

臼杵八坂神社 公式ホームページ (usukiyasakajinnjya.jp)

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