おはようございます！
今回は、大分県臼杵市の「国宝臼杵石仏」をご紹介します。
私の中で大分県は「石仏」の宝庫。
特に、自然の一枚岩がそのまま大きな仏様の姿をしているダイナミックな「摩崖仏（まがいぶつ）」を見るなら、大分県がおすすめです。
そんな摩崖仏のなかでも、日本を代表するものが「国宝臼杵石仏」にあります。
平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたといわれる石仏群は、61体全てが国宝に指定されているというからすごいです！
臼杵市の中心街から車でしばらく走ると到着する国宝臼杵石仏。
拝観料を払ったら、ゆるやかな傾斜の山中を歩いて巡ります。
まず最初に訪れたのは、阿弥陀如来を中心として並んでいる「ホキ石仏第二群」。
訪れたときは補修か清掃中で、足組がありました。
右側の石仏は不動明王像です。
「ホキ石仏第一群」の石仏がこちら。
中央には、愛染明王の坐像もあります。
個人的に摩崖仏で愛染明王像を見るのは珍しい気がします。
こちらの大日如来像は、とっても美しいですね。
さらにこちらの地蔵菩薩像は、あざやかな色合いを残しています！
ホキ石仏群を巡り終え、傾斜を上っていくと見えてくるのが「山王山石仏」です。
山と一体になったような佇まいに圧倒されますね。
ちなみにこの石仏の裏手には、山王宮とも称される日吉社があります。
小さな神社ですが、落ち着いた雰囲気で素敵でした。
そして最後は「古園石仏」へ。
こちらの石仏群も秀作揃いです！
こちらも国宝！仁王像の摩崖仏もいいですね！
古園石仏では、様々な願いを祈願することができ、指定の紙に願い事を書いて箱に入れると、年に3回（1月・5月・9月）に特別祈祷をしてもらえます。
有名な観光地ですが、基本はやはり“祈りの場”なのです。
またお線香も、「良縁」「商売」「学業」など願い事にちなんで並んでいるので、自分が望む1本を選ぶといいですね。
そして多くの摩崖仏を堪能した後は、お待ちかねのご朱印をいただきます。
ご朱印は「古園石仏」に各種あり、お礼を収めてから書き置きのご朱印をいただくシステムです。
私がいただいたのは、こちら大日如来のご朱印。
石仏のゆるキャラ「ほっとさん」が朱印で押されていて、可愛さに惹かれました（笑）
そしてもう1枚がこちら。
勢至菩薩のご朱印ですが、季節ごとに書かれているものです。
お参りしたときは冬だったので、冬季限定のデザインですね。
この国宝臼杵石仏は、臼杵八ヶ所霊場の第一札所となっています。
施設内の売店・資料館では、霊場オリジナルのご朱印帳も販売されているので、臼杵市で霊場巡りをしたい人は是非、購入してみてくださいね！
<追伸>
臼杵石仏の入口あたりにある「USAMI」で食べた「うすき たち重」がめちゃくちぇ美味しかったです！
おおいたB級グルメNo.1決定戦の準グランプリを受賞しているそうですよ～
《国宝臼杵石仏》
大分県臼杵市大字深田804-1
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