おはようございます!
今回は長崎県長崎市の「松森(まつのもり)天満宮」さんをご紹介します。
住宅地の中に佇む松森天満宮さんは、諏訪神社、伊勢宮とともに長崎三社に数えられている神社です。
1625年に市内の今博多町に創建され、1656年に現在の地へ遷宮しました。
入口には立派なご神門があります。
境内に入ると、石の鳥居がお出迎え。
石のアーチ橋を渡ってご社殿に進みます。
こちらがご社殿です。
梅のご神門が掲げられていますね。
お祀りされているご祭神は菅原道真公、天穂日命、菅原是善命。
江戸時代より学問の神様として信仰されています。
そしてお参りを済ませたら、是非見ていただきたいのが、本殿をぐるっと囲む木造の瑞垣です。
遠目でも分かる繊細な彫刻が、ものすごく美しい!
こちらは、1713年に社殿改修の際に奉納された「職人尽」といわれるものです。
瑞垣の欄間にはめこまれた30枚の板に彫られた絵柄には、菓子職人や船大工など様々な職人たちのいきいきとした姿が表現されています。
ちなみに、こちらは「竹細工の間」です。
この職人尽は、県指定の有形文化財にも指定されています。
是非ゆっくり見回ってみてくださいね!
そして、松森天満宮さんは見どころがとても多いです。
境内には、本殿以外にも様々な神さまがおられます。
今博多町天満宮や新大工町天満宮などの“天神さま”
大学稲荷社や米津稲荷大明神などの“おいなりさん”。
こちらは、集落に疫病などの災いが入ってくるのを防ぐ“道の神”「塞三柱神社」ですね。
私たちの暮らしに近い神さまたちがいらっしゃるので、ゆっくりお参りされてみてください。
そして、境内の見どころとして外せないのが、ご神木のクスノキです。
天満宮内には7本のクスノキが群生していて、とにかく大きい!
樹齢300年を超えるものもあるそうです。
最後に、この神社といえば、「鶏」のエピソードが欠かせません。
初めて訪れた時には、境内を自由に闊歩する鶏たちにビックリしました。
神社の方に「この鶏たちは神さまのお使いとかですか?」と聞いてみたら、「いいえ、ペットです」とお答えが返ってきました(笑)。
そんな親しみやすく、癒される松森天満宮さんは、隣接する社務所にてご朱印をいただくことができます。
寅年にちなんだ金色の印が迫力ありますね~
ありがとうございました!
《松森天満宮》
長崎県長崎市上西山4-3
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