おはようございます!
今回は前回に引き続き、福岡県豊前市の神社やお寺のご朱印をご紹介します。
前回の記事はこちら
神秘的な山岳信仰の聖地〜国玉神社 中宮【福岡県・豊前市】 | ご朱印さんぽ道 (goshuin-blog.com)
豊前市といえば、“修験の山”である求菩提(くぼて)山が有名です。
山の中に入ると、修験者が身を清めた禊(みそぎ)場があったりして、神秘的な雰囲気が漂っています。
そしてこの求菩提山、実は鬼伝説の聖地でもあります。
850段あるという「鬼の石段」や、鬼の手形石など、鬼にゆかりあるものが多いんです!
そんな中でも今回気になったのが、「鬼神社」です。
鬼だけど、神?
と思いながら山中を進みます。
そうしたらこの鬼神社は、前回ご紹介した国玉神社のすぐ側にありました。小さくて、よくあるタイプの神社の建物ですね。
黒い額に金色の文字で「鬼神社」と書かれています。
その横には鬼(?)のお面が掲げられていましたよ。
求菩提資料館の情報によると、この鬼神社は鬼の霊を祀っているそうです。
6世紀に猛覚魔卜仙(もうかくまぼくせん)という聖者が求菩提山を開山。
犬ヶ岳に凶暴な8匹の鬼がいて国家に害を及ぼすので、これを退治して甕(かめ)に封じ込め、犬ヶ岳の山頂に埋めたと伝えられています。
日本人は、このように鬼であったり、怨霊だったり、荒神だったり、人間に禍いをもたらす恐ろしい存在も祀りますよね。
その強いパワーにあやかろうという発想の転換が、素晴らしいなと思います。
そんな鬼神社には、ご朱印も存在しますよ。
朱印の「鬼」の字面が迫力ありますね。
国玉神社と同じく、求菩提資料館でいただくことができるので、是非訪れてみてくださいね。
また、この鬼神社や国玉神社の近くには、気になる場所が沢山あります。
こちらは「豊照神社」。
かつては毘沙門堂といわれ、毘沙門天をお祀りしていたそう。
現在、毘沙門天像は求菩提資料館で保存されています。
そしてこちらは「安浄寺」。
お寺の建物はなく、立派な石垣が残されていました。
時間と体力がある方は、鬼の階段や国玉神社の上宮にも足を運んでみてはいかがでしょうか?
凛とした山の空気に、背筋が伸びますよ〜〜
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