おはようございます!
今回は、福岡県北九州市小倉北区の「八坂神社」さんをご紹介します。
大型複合施設「リバーウォーク北九州」に隣接した、都会にある神社なのですが、なんとすぐそばには美しい小倉城もあるのです!
八坂神社は小倉城内にあるので、周囲をお濠に囲まれていて、橋を渡って境内に入ります。
参道を歩くのに、まるで登城しているような気持ちになれる希少な神社です。
こちらは東側の入口で、橋を渡った先にある東楼門。
精巧な造りの立派な門ですね~
門をくぐると開けた空間になり、奥にご社殿があります。
こちらのご社殿は、手前から拝殿・幣殿・渡殿・本殿と連なっていて、とっても大きいです。
八坂神社の主祭神は、“勇気と産業と厄除けの神”として信仰されている須佐之男命(すさのおのみこと)です。
9世紀ごろにはすでにこの小倉の地に祀られていたと伝わっています。
その後、1617年に小倉城主となった細川忠興公が、祇園社(後の八坂神社)の社殿を創建しました。
これには印象的なエピソードがあります。
忠興公が城外に鷹狩りに出かけた際、小さなお社を見つけ、中にあるご神体を覗き見るために杖でこじ開けようとしたら、中から鷹が飛び出して、忠興公の目を蹴ったそうです。
これにより失明同然になった忠興公は、神罰だと深く反省し、立派な社殿を建立したのだとか。
その後、忠興公の目は快癒したそうです。
そんな八坂神社さんは、とにかく祀ってある神さまが多くて、見どころが沢山あります!
こちらは天照大御神ほかの神々を祀った「神明社」。
こちらは事代主神ほか、多くの神々がおわす「恵比寿社」。
この2社が並ぶ場所は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)ほかを祀った「春日社」と、大穴牟遅命(おおなむちのみこと)ほかを祀った「金毘羅宮」です。
あと、神さまではないけど、とても気になるご利益さんがありました!
その名も「疣(いぼ)取り石」!
この石のくぼみに溜まる“くされ水”を疣につけると、疣が取れるという言い伝えがあるそうです。
確かに石の中には水が溜まっていて、淀んで濁っていました(汗)。
私は各地を巡っているなかで、時々こんな“疣取りスポット”に出会うことがあります。
個人的に民間信仰の面白さを感じられるので大好きなのですが、ここ小倉城内でも疣取りスポットを発見できてとても嬉しかったです!
そんな疣取り石があるのは、御祈祷殿という建物の前。
そこの鐘がピンクのハート型なのも見逃しませんでしたよ~~
そしてこちらは「水之御祖社(みずのみおやしゃ)」。
社務所の奥にある古井戸の底で祀られていた御井神(みいのかみ)ほかの神さまをお祀りしてあります。
またこちらは「三本松高倉稲荷神社」で、お稲荷さんで有名な宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)ほかがお祀りされていました。
最後に、道開きの神といわれる猿田彦命(さるたひこのみこと)をお祀りした「猿田彦社」です。
とにかく神さまが沢山いらっしゃるので、境内を巡るだけでもありとあらゆるご利益をいただけそうですね!
そして白壁のお城のような社務所で、ご朱印もいただきました。
ご朱印には「小倉ぎおん」と書かれた印も押されていますね。
そう、この八坂神社さんは、有名な「小倉ぎおんまつり」が行われる神社なのです。
毎年7月に開催されるそうなので、一度リアルで観てみたいです。
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